暮らし最適化計画

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【出産】スピード出産でも簡単な出産はない。出産で得た新たな価値観。

【お知らせ】

 約2年の妊活記録を下記にまとめています

目次

スピード出産故の産後

初産にして4時間のスピード出産だったことを、下記の記事で書きました。

 


・・・が、産後直後は想像以上に大変でした!

 

何が大変だったかというと、お産が進むスピードが早く産道を通るときに通常なら小さく(細長く?)なりながらゆっくり通る赤ちゃんの頭が小さくなる間もなく出てきてしまったこと。

 

妊婦健診の超音波の時点でも「頭が大きめ」と言われていたのに、それがほぼそのまま産道を通って出てきた!大体33cmくらいの頭囲らしいのですが、娘ちゃんは36cmもあった!

 

取り上げてくださった助産師さんもびっくりしていたし、頭の形もすごくきれいなままで「お母さん!がんばったね−!」とめちゃくちゃ労ってくれました。先生まですごーーーく褒めてくださったから、なかなか相当なことだったのかな。

 

36cmが出てきたため、骨盤にかかった負荷は大きく出産直後から腰あたりに激痛を感じました。よく産まれたての我が子とにっこりパチリ!な写真がありますが、そんな笑ってる余裕なんてなく「写真撮るよ!」と言われても「・・・あ、今無理なんでいいです」と咄嗟に断ったくらい。

 

特に尾てい骨へのダメージが大きく産後直後は立つこともままらなず、産後1ヶ月くらいはまともに歩くこともできないほどでした。

 

そして出産直後は分娩台の上で2時間体を休ましてから病室に移るところ、お産が早かった分体への負荷が大きく急に立ち上がったり起きたりすると大量出血する場合や体調が急変することがあるらしく倍の4時間を分娩台の上で休むことになりました。(体調によったら体を起こすと危ないからストレッチャーで部屋まで移動と言われました)

 

安産とは?

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「安産」の言葉の意味を調べてみると・・・

 

あまり苦痛や危険もなく子を産むこと。軽いお産。デジタル大辞泉

苦しまないで出産すること。無事にお産をすること。(大辞林

 

・・・とありました。

 

出産報告をすると「4時間!安産で良かったね」と言われることが多かったのですが、その言葉を言われたときの私の体は人生で一番ボロボロな状態でした(個室にあるトイレに行くのもやっとの状態)

 

確かに母子ともに命に別状もなく、何のトラブルもなく無事にお産をすることができたけど、苦痛もあったし苦しかったし、何より簡単に産んだ訳ではない!!!(実父に「簡単にポン!と産んだ」みたいな言われ方をしてブチ切れました)

 

つらかった入院生活

 

安産ではあったけどその言葉には収まりきらない思いがあり、ちょっと産後はモヤモヤしてました。

 

まともに立てないため、赤ちゃんを座って抱っこするのがやっと。しかも誰かに抱かせてもらわないと、赤ちゃんが寝ているところから持ち上げることもできない(一人じゃ抱っこできない)翌日から母子同室でオムツ替えや授乳などお世話が始まるのに、それすらまともにできない。赤ちゃんを部屋に入れてもらっても、泣いても抱っこもしてあげられない。

 

思い出しても泣けてくるほどつらい入院生活でした。尾てい骨の痛み以外は何も問題なく赤ちゃんは元気なのに。

 

情報はあくまで情報!正解ではないと価値観が変わった

 

子育て教本や子育て雑誌には「子宮口が全開になるまで大体12時間」など出産のシュミレーションが載っています。わたしもそれを想定して出産は一日仕事だな!と思っていました。

 

でも、実際はそうじゃなかった!

 

今回の出産での経験は「情報はあくまで情報」「誰にとってもそうじゃないし、あくまで参考」と思うきっかけになりました。情報は正解ではないんだなということ。一般的、平均という間隔で捉えるようになった。

 

ケースバイケースということはもちろんあるし、自分の頭で考えて納得したり、実際に自分で経験する実践してみてからわかることもある。情報がたくさんあるからこそ、自分で納得したり、実践経験することで情報を情報として扱えるのかもしれないなと思うようになりました。

 

友達が「病院について30分で産まれた」と言っていて、心の底から尊敬しました!よくそこまで耐えたし頑張った!(一回病院に行って帰されて、限界まで我慢したらしい)

 

出産が長時間になった方は本当にお疲れ様!と思うと同時に、スピード出産だった方にも「お疲れ様!よくがんばったね!」という思いを持てるようになったのも実経験があったからこそ。

 

どんな経験も自分にとって意味のあるものなんだと思えたら、つらかった入院生活もヨボヨボの産後生活も今はいい思い出です。